秋祭りだんじり(10月頃)
10月には橋本市の各所で秋祭りが催されます。
・そのうち橋本市中心部の東家地区と市脇地区のだんじりが平成18年2月に橋本市有形民俗文化財に指定されました。
・東家の曳きだんじりは天保11年(1840)に岸和田中町のだんじりとして制作されたもので、現在曳行されている岸和田だんじりでは最古のものとされています。長さ3.39メートル、高さ3.38メートル、一般に岸和田型(下地車)と呼ばれる欅製の二枚屋根の曳きだんじりで、四周腰部に担い棒を付加しています。屋根下の枡合(ますあい)、腰部の連子(れんじ)・土呂幕(どろまく)、小屋根下の見送りなどに緻密な彫刻を配し、中国歴史上の場面や日本神話、鎌倉時代の歴史場面の題材を表現しています。また、岸和田城門をくぐるためのものといわれる屋根を下げるカラクリの跡を残しています。昭和34年に東家地区が購入、以後40数年間にわたって曳かれています。
・橋本市にある隅田八幡神社では毎年10月の第一土曜日に、宵宮、日曜日に本宮が行われ、本宮には氏下にある大人約100人で担ぐ13基のだんじりのうち当番の4基が参加する。御旅所までの厳粛な行列と勇壮なだんじりによる渡御は見物する人々で賑わう。県の無形文化財に指定されており、プレミア和歌山の観光資産として認定を受けています。
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