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高野参詣道トレッキング


弘法大師空海も歩いた歴史の道をご案内

高野山の特徴の一つに、山麓地域から高野山まで通じる、古来からの参詣道も世界遺産に登録されていることが挙げられます。高野参詣道「町石道」も世界遺産を構成している歴史の道の一つです。

町石道は、高野山奥の院御廟への参詣道のうち、空海が切り開いて、その後も最もよく使われた主要道です。高野山から、高野山麓・九度山町の慈尊院まで約20㎞の町石道は、現在も多くの参詣客が行き交っています。

沿道には、高野山の中心である壇上伽藍からの距離を刻んだ「町石」と呼ばれる石製の道標が一町(約109m)ごとに建てられています。壇上伽藍まで合計180基ある町石を一つ一つお参りしながら歩みを進める参詣客もよく見られます。

すべてを踏破するには1日がかりの町石道ですが、3つのコースに分けて、ガイドとともにトレッキングできるプランもご用意しています。分割コースなので、山歩き初心者の方でも安心です。

町石道やその周辺では、新緑のトンネルや幻想的な竹林、鮮やかに実った柿畑など、季節ごとに移り替わるバリエーションに富んだ景色を楽しむことができます。町石道からほど近く、高野山の鎮守社として知られる丹生都比売神社の紅葉も見事です。

町石道は高野山の大門、壇上伽藍を経て、その先の奥之院御廟まで道が続いています。弘法大師が今も瞑想を続けているとされる御廟までの歩みを進めながら、この道を歩いた「いにしえ」の人々に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。