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「日本遺産『葛城修験』家族で参加!こども山伏修行体験」を開催しました

7月29日(土)、かつらぎ町北部の山間にたたずむ寺院「堀越癪観音」とその周辺を舞台に、
日帰り体験ツアー「日本遺産『葛城修験』家族で参加!こども山伏修行体験」を昨年度に続き開催しました!

和歌山県外からの参加も含む、小3~小6のお子様と保護者の方、計7組14名様にご参加いただきました。
参加者の皆様は集合場所のJR妙寺駅から、ジャンボタクシーで山間の堀越地区まで移動。
到着後は境内でのご挨拶と自己紹介の後、茅葺屋根の「庫裏(くり)」の中で向井副住職から、お寺の由緒や修験の歴史、般若心経などについてのお話を聴きました。

堀越癪観音
向井副住職から葛城修験の説明を聴く子どもたち

その後、白衣と意気込みを書いた白鉢巻を着用した子どもたちは、境内にて一人ずつお清めの儀式「洒水(しゃすい)」を行い、まずは「護摩堂」に安置している修験道の開祖・役行者の像の前でお勤め。

お清めの儀式「洒水」
護摩堂でのお勤めの様子

お勤めの後は、向井副住職、僧侶の堺さんとともに、日本遺産にも認定されている日本最古の修験道「葛城修験」の道を約2時間かけて歩きました。

副住職に続いて掛け声を唱えながら山道を登ります。
途中の休憩時間。子どもたちは法螺貝に興味津々。


役行者が法華経を埋納したとされる「第十三番経塚」や、役行者の石像が祀られている「東ノ燈明岳」を参拝し、それぞれで副住職ご指導のもと、般若心経をあげました。

東ノ燈明岳 役行者像の前でのお勤めの様子
第十三番経塚でのお勤めの様子
東ノ燈明岳で記念撮影

山歩きを終えて堀越癪観音に戻ると、昼食の時間。ただし、食事も大事な修行の一部です。副住職から修行での食事の意味や、命をいただくことについてのお話を聴いた後に、副住職の奥様お手製の一汁一菜の精進料理をいただきました。

お食事の様子
一汁一菜の精進料理

ごちそうさまの後、副住職から最後のまとめのお話を聴いて、子どもたち一人ずつに直筆の修了証が授与されました。
修行が解かれた参加者の皆様は、堀越癪観音の名物「銀杏茶」のお接待を受けて、記念写真撮影をして一日の体験が終了。
再びジャンボタクシーで山を下り、JR妙寺駅で解散となりました。

副住職から一人ずつ直筆の修了証の授与
最後は本堂の前で保護者の方も交えて記念撮影

平野部よりも比較的気温が低い山間部とはいえ、暑さの中での修行体験となりましたが、山歩きを終えた後も元気に走り回る子どもたちの体力には驚かされました!

参加者の皆様からは終了後のアンケートでも高い評価をいただき、日本遺産「葛城修験」の歴史や文化を知るきっかけとして、意義のある体験ツアーとなりました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

◆毎日新聞・産経新聞に体験の様子が掲載されました
[葛城修験普及へ 児童ら山伏体験 かつらぎ /和歌山](毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20230808/ddl/k30/040/269000c
[小学生が山伏修行を体験 和歌山・かつらぎ町](産経新聞)
https://www.sankei.com/article/20230729-KNX3BLKFL5PL7NDHLXTBTOF5ME/

■主催:かつらぎ町観光協会
■協力:葛城修験日本遺産活用推進協議会

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